Maxima小ネタ
Maximaのマニュアルはかなり長いですが,普段使うような部分は限られてきます.ここでは使えそうな関数やネタをちょくちょく載っけていきます.
リスト
(%i) a:[0,1,2,3,4,5]; (%i) a[2]; (%o) 1 (%i) second(a); (%o) 1
[]で書かれたものはリストと呼ばれる.配列と同じように変数[x]でアクセスできる,が配列とは異なる.firstやsecondでも呼び出せる.
式などもリストになっている.
(%i) x=0; (%o) x=0 (%i) first(%); (%o) x ←"x=0" が xと0とが等号で結ばれるというリスト
リストの作成
構文: makelist(適用する式,変数,開始値,終了値)
例: 0,1,2, .... ,10 というリストを作りたい場合.
a:makelist(i,i,0,10);
例: パラメータを変化させていっぱいグラフを描きたい
f(x,k):=sin(k*x); a:makelist(f(x,k),k,1,5); plot2d(a,[x,0,%pi]);
plotに関して
書式: plot2d([関数1,..],[x,始点,終点],[y,始点,終点],[logx],[logy],[gnuplot_term,x11],...)
x範囲以外はオプション.関数は複数指定できる.
関数として [discrete,xyの組のリスト] を指定すると離散値のプロットができる.
plotのオプション→ Maxima 5.31.0 Manual: 12. Plotting
反復文
構文: for 変数:初期値 {step ステップ} while (条件式) do 動作
例
v1(x):=x; v2(x):=x^2; v3(x):=x^3; v(x):=[v1(x),v2(x),v3(x)]; for i:1 while (i<4) do wxplot2d(v(x)[i],[x,0,1]);